「宅建士の資格を独学で取得したい!」
「でも家事育児や仕事と両立できるか不安‥」
「努力が苦手で今まで勉強が続かなかったけど大丈夫?」
国家資格である宅地建物取引士(宅建士)。
今年度の試験に合格するためには、どのように勉強をすすめていけばいいか悩みますよね。
私は、6か月の独学で宅建試験に合格しました。
巷では2・3か月の勉強で受かる!といった記事が目を引きますが、実際はそれほど簡単ではないでしょう。
私は頭も要領も悪いため、6か月前から勉強を始めました。
日々の残業や家事に追われる高卒限界社畜OLでも合格できたので安心してください。
不動産業とは関わりのない仕事をしていましたが転職のために資格を取得しました。
通信勉強や学校に通わなくても、独学で合格可能です。
年齢、学歴関係なし!中卒や高卒でももちろん受かります!
この記事では、私の体験を交えながら以下の内容について解説していきます。
- 独学で勉強するメリット・デメリット
- デメリットへの対策
- 勉強時間や勉強の進め方
宅建試験を受験しようかな…と少しでも悩んでいる方は、ぜひ最後までこの記事をお読みください。
この記事を書いた人
・宅地建物取引士
・日本化粧品検定1級
・Webライターとして、美容・恋愛などさまざまな記事を執筆中
カフェオレとコスメと水族館をこよなく愛しています。
宅建試験の概要
- 宅建試験日は毎年固定
- 宅建試験の合格率は約2割弱
- そのうち独学で合格する人は約1割
宅建試験日は毎年固定
宅建試験の試験日は例年10月の第3日曜日です。
主催である一般財団法人不動産適正取引推進機構が、毎年6月の第1金曜日に試験日を発表しています。
宅建試験の合格率は約2割弱
宅建の合格率は年によって変動しますが15~18%です。正答率7割前後で合格する場合が多いでしょう。
受験者数は約20万人、うち3~4万人が合格します。
「狭き門だ」と感じた方もいることでしょうが、いざ試験を受けに行くと欠席が目立ちます。なんと試験中に寝ている方もいました。
しっかり勉強を重ねて試験に臨めば、必ず合格者15%のうちの1人になれます。
そのうち独学で合格する人は約1割
数々の難関資格試験の予備校であるアガルートアカデミーの独自調査*では「令和4年(2022年)の宅建試験の独学合格率は約10%」とと記されています。
(無作為のアンケートではないため、あくまで参考数値)
引用元:アガルートアカデミー,宅建に独学で受かった人は多い?独学の合格率は?など解説,2024年5月26日更新
合格率15~18%に対して半分以上は独学での合格が期待できそう
宅建独学のメリット
- 費用がかからない
- いつでもどこでも勉強ができる
メリット1.費用がかからない
独学の場合、教科書と問題集を準備すればOKなので、通信や通学と比べると安くて早く勉強をスタートできます。
独学 (教科書・過去問)通信 (アガルート)通学 (大原)料金6,160円 (筆者使用のテキスト料金)71,280円165,000円 |
受験料は8,200円です。教科書等の費用とあわせても約15,000円~20,000円程度と、かなりコスパが良いです。
メリット2.いつでもどこでも勉強ができる
大手予備校への通学を考えましたが、決められた時間と場所での授業はハードルが高いと感じました。
残業があったり、帰宅してからも家事や復習もしないと。そんなの疲れますよね。
独学であれば、自宅やカフェなど自分の好きな場所と時間で勉強を始められます。
私が感じた宅建独学のデメリットとその対策
- モチベーションを保つのが難しい
- 勉強時間が持続しない
- わからないことを質問できない

デメリット1.モチベーションを保つのが難しい
独学は受験者(ライバル)が見えにくく、自分がどれくらいの温度感で勉強に取り組めているのかということがわかりづらい面があります。
対策:SNSで勉強アカウントを作る
X(旧Twitter)で日々の勉強の記録やストレス発散をつぶやいていました。
対策:模試を受けてみる
費用はかかりますが、TACの対策模試を受けました。受験者を見て刺激が得られ、本番の予行練習としても良かったです。
https://www.tac-school.co.jp/kouza_takken/takken_moshi.html
デメリット2.勉強時間が持続しない
調べものをしようと思い1時間YouTubeを見てしまったり、5分休憩するつもりが寝ていたなんてこともありました。正直なところ、独学は集中力をキープするのが難しいです…
対策:場所を変えて勉強してみる
自習室やカフェなどで仕事や勉強をがんばっている人を見てやる気をもらいましょう。
自宅では、机以外の勉強場所を作って、飽きたら移動するのをくり返すのもおすすめです。
歩きながらテキストを読むのも暗記に効果がありました。
対策:ポモドーロテクニックを使ってみる
ポモドーロとは、25分作業→5分休憩の繰り返しのことです。
仕事や受験勉強などにも取りいれられており、体と心の疲れを減らす効果があります。私は25分作業×その日やりたい単元2~4つをこなしていました。
勉強の途中でも、25分経てば強制的に休憩することになるので、早く勉強したくなる時も!
デメリット3.わからないことを質問できない
対策:SNSや掲示板などを活用する
私はYahoo!知恵袋などで質問をしていました。各分野に詳しい一般の人たちがすぐに答えをくれるので、とても助かりました。
対策:理解しようとせず暗記ととらえる
解説を読んでもわからない問題がある場合は、試験合格にスポットを当てて、解答を「理解」するのではなく「暗記」することにしました。
なぜ?と考えるとドツボにはまるので、問いに対する解を淡々と記憶するイメージです
宅建試験の独学スケジュールと使用テキスト
独学で勉強するにあたって、私のスケジュールと使用テキストをまとめました。良ければ参考にしてみてください。
勉強時間は約280時間
宅建の勉強時間は300~400時間は必要といわれています。
私の勉強のスケジュールは以下の流れでした。
勉強を始めるとともに「らくらく宅建塾」のマンガを読みはじめる
4~6月 平日2時間の勉強
7~8月 平日2時間と休日6~10時間
9月~ 平日3時間休日8~10時間
疲れているときはしっかり休みました。自由に休める点も独学のメリットですね。
まとめ | まずは独学で宅建試験の勉強を始めよう

勉強に苦手意識がある、高卒だし自信がない、不動産業は未経験、日々いそがしい、‥どんな人でも諦めなければ絶対に合格のチャンスはあります。
- 宅建は学歴や年齢に関係なく受験できるし合格もできる
- 独学だと費用がおさえられるので勉強をはじめるハードルが低い
- 勉強の時間と場所を自分で自由に決められる
行動さえすれば昨日よりは確実に成長しています。さぁ、まずは初めの一歩を踏みだしてみましょう!